グーテンベルグ?カトリコン(Catholicon)の断片。

カトリコンの活字見本と、1500年頃のエルティベレ(Eltiville am Rhein)にあったEezbische Marbinsburgと河畔の絵が添付してある。 額装:54cm×42.5cm

価格:200,000円

カテゴリー:希少本  文化史  図書館・書誌学  教育  海外  

出品者:DeutschOtto

出品日:2010-03-21

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書名

グーテンベルグ?カトリコン(Catholicon)の断片。

著者名

ドミニコ会派バルブス(Johannes Balbus)

巻数

1

解説

カトリコンはドミニコ会派バルブス(Johannes Balbus)によって書かれ、1286年1月に発表されたラテン語の辞典である。
1460年に、グーテンベルグ(Johannes Gutenberg)が初めて活版で印刷し、グーテンベルグが印刷した唯一の辞典と言われている。
とくにコロフォーン(後書き)に「non calami stili aut pennae, sed mira patronarum formrumque concordia, proportione et modulo」書かれた後の年代が大きな話題になっている。
グーテンベルグが死後、管財人であったコンラード・フメリ(Konrad Humery)に活字などが渡り、フメリがペーター・シェーファー(Shöffer von Gernsheim)の助けを借りで、1469年に第2刷り、1472年に第3刷りを印刷している。その識別はウォーターマーク(Watermark/Wasserzeichen/透かし模様)によって判断され、初刷りは42行詩聖書と同じ「牡牛の頭」で、第2刷りは「復十字とD」、第3刷りは「塔」と「王冠」の透かし絵になっている。
カトリコン(Catholicon)は、第2次大戦前に世界最大の古書オークションであったフランクフルトの書誌学関係古書店Bearが1910年に古書カタログ585(1910)で売り出している。
そのときの販売希望価格は45,000Markで、同じカタログにあるグーテンベルグが印刷した36行詩聖書が1,000Mark、ペーター・シェーファーが印刷したthomas de Aquino,Super quarto libro sententiarum. Moguntiaeがたった50Markであったことから、いかに高価な本であったかがうかがい知れる。
このカトリコンは、アロイ・ロッペル(Aloys Ruppel)が購入し、グーテンベルグ博物館にある。
実は、このカトリコン(Catholicon)の断片を最初に目にしたのは、Der Gegenwartige stand der Gutenberg Forschungの著者で、当時にグーテンベルグ年鑑 (Gutenberg-Jahrbuch)の編集長で、マインツ大学(Johannes Gutenberg Universitaete in Mainz)のBuch-,Druck-, und Schriftwesenの教授でもあったハンス・ビッドマン博士(Dr.Dr.Hans Widmann)にマインツ大学で1975年に呼び止められ、見せられたときであった。
ビッドマン博士は、ニタニタとして「私は初版だと思うがどうかね?」と聞かれた。
私はすぐにWasserzeichen(透かし模様)について聞くと、「ない。だからミステリアスなんだ。」「確認の方法は、グーテンベルグ博物館にあるカトリコンと重ね合わせて、透かしてみることだが、私にはできない。」と言っていた。「私が頼んでみようか?」と聞くと、「ミステリアスでなくなるし、君には例の研究を続けて欲しい。」と言って断られたことがある。
余談になるが、ハンス・ビッドマン博士はテュービンゲン大学(Universität Tübingen)で物理学を学び、物理学博士号を取得し、第2次世界大戦中も研究をしていたが、第2次世界大戦後、物理学の研究が嫌になり、マインツでグーテンベルグ博物館(Gutenberg Museum)、グーテンベルグ協会(Gutenberg Gesellschaft)を創設したアロイ・ロッペル(Aloys Ruppel)の元で書誌学の研究に没頭して哲学の博士号を取得している。
ビッドマン博士がどのような原因で物理学の研究が嫌になったのかは聞かなかったが、当時のテュービンゲン大学は物理学の最高峰であり、エインシュタインやシュレディンガーがいたことで知られている。
また、ビッドマン博士の死因は白血病であった。

書誌資料

Hain-C.2254, GKW 3182. Goff. B20 - Vgl.

備考

何カ所かに「赤」でイニシャルが描かれている。

詳細情報

サイズ:25.5cm×14cm
額装:54cm×42.5cm
ページは、1(von 2)Sp., 62(von 66)Zl.(59)
印刷場所:エルティベレ(Eltiville am Rhein)とマインツ(Nainz)の説がある。

誰でも鑑定団

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